入社後、初めて配属された部署では、国内のお客様向けの仕組債(※1)や売出債(※2)などの債券の発行に係る契約書やデリバティブ取引に係る基本契約書の締結交渉などを行いました。主にロンドンのNomura International plcの現地社員と共に契約書をまとめる仕事を担いました。日本側の投資家のニーズや社内関係者の要望を、ロンドンのリーガルにいかに的確に伝えるか。締め切りもあれば、時差、言語、文化の壁もある中で、共に乗り越える鍵となったのは、粘り強い調整力と伝え方の工夫などのコミュニケーション力でした。次に異動した部署では、株主総会、取締役会、経営会議の事務局、関係省庁向けの対応業務などを担当。経営陣が判断を下すために必要なデータや資料を作成する過程で、様々な部署の業務を深く掘り下げることができました。また、「野村證券がなぜこのビジネスを始めようとしているのか」、「どのように経営の意思決定がなされていくのか」を目の当たりにできたことも、大きな財産になっています。