社員紹介

「何が会社のためになるだろう」を考え抜く。

李 受貞 本社機能リーガル 2007年入社

最初の配属先でロンドンの現地法人と連携。
幅広い業務を通して、
企業の意思決定の過程を学ぶ。

これまでのキャリア

入社後、初めて配属された部署では、国内のお客様向けの仕組債(※1)や売出債(※2)などの債券の発行に係る契約書やデリバティブ取引に係る基本契約書の締結交渉などを行いました。主にロンドンのNomura International plcの現地社員と共に契約書をまとめる仕事を担いました。日本側の投資家のニーズや社内関係者の要望を、ロンドンのリーガルにいかに的確に伝えるか。締め切りもあれば、時差、言語、文化の壁もある中で、共に乗り越える鍵となったのは、粘り強い調整力と伝え方の工夫などのコミュニケーション力でした。次に異動した部署では、株主総会、取締役会、経営会議の事務局、関係省庁向けの対応業務などを担当。経営陣が判断を下すために必要なデータや資料を作成する過程で、様々な部署の業務を深く掘り下げることができました。また、「野村證券がなぜこのビジネスを始めようとしているのか」、「どのように経営の意思決定がなされていくのか」を目の当たりにできたことも、大きな財産になっています。

※1仕組債:デリバティブ(スワップやオプションなどの金融派生商品)などを組み込み、投資家のニーズに合わせて設計できる債券のこと。
※2売出債:既発行の債券を多数の投資家を相手方に売付け勧誘等を行うもの

株主総会や取締役会を、法務の立場から準備し
コーポレート・ガバナンスの充実を図る。
多くの部署との間で、連携が必要な仕事です。

現在の仕事内容

コーポレート・ガバナンスの充実の為に、株主総会や取締役会などの会議を、法務の立場から準備しております。また、法務部は野村が新規ビジネスを開始する局面でも、とても重要な役割を担っております。高い専門性が求められますが、多くの部署との連携が必要となる仕事です。

私の仕事は上記の会議で充実した議論ができるよう、法令や制度改正に基づき準備を行うことです。形式的な対応を超え、どのようにすることが当社の企業価値向上に繋がるか検討し、関連部署と議論を重ね、経営への提言を行うことでコーポレート・ガバナンスの一層の強化に繋がるよう取り組んでいます。「法務」の枠にとらわれず、他に出来ることがないか、自ら探して行動するように意識しています。また、野村證券が新規ビジネスを始める際には、円滑に遂行できるよう、法的問題やリスクを排除し、関係者と共に社内体制を整備する重要な役割を担っています。ビジネス側の意向も踏まえた対応が必要となり、法令を遵守しつつも、当社のビジネス拡大に貢献できるよう意識して取り組んでいます。
法律相談から社内規程の策定、経営への提言まで、部門を超えて組織全体への働きかけを行えることが、リーガルの仕事の醍醐味だと思います。

少し背伸びをして頑張ると、
新たな景色が見えてくる。

成長のものさし

入社したばかりの頃も、膨大な契約書類を作成したり、英語でロンドンのメンバーと交渉したりする未知の仕事がとても苦しかったのを覚えています。それでも、どんなときも、苦しんでいる姿、頑張っている姿を見守ってくれている先輩や上司がいました。だから、「とても無理だ」と思える仕事でも、少し背伸びをして頑張ってみようと思えました。必死にもがいているうちに、いつのまにか背伸びをしなくてもできるようになり、目の前に新たな景色が広がっている。その繰り返しが、私を成長させてくれました。野村證券では、今の力より少し上の仕事を任されます。もちろん容易ではないことも多いですが、プラスに考えれば、次から次へと新たな目標が現れる面白い環境だと思います。

「丁寧に仕事をする」

仕事で心掛けていること

私の仕事は、野村證券が持続的に成長していく為に必要な一部分であると、強く意識しています。各部分が基礎となり全体を構成しているので、自分に任されている仕事を丁寧に取り組むことを心がけています。日々、他部署からの相談や制度改正への対応など、目の前の仕事に追われてしまうこともありますが、そういう時こそ今この仕事では何が求められているのか、結果どこに繋がるのか、案件全体を見ることを意識しています。そうすることで目の前の業務だけにとらわれることなく、方向感を失わないようにしています。当社全体の目標の達成とステークホルダーの満足度の向上に繋がるよう、日々の仕事を大切に取り組むことが、会社の持続的な成長に貢献すると考えています。

李 受貞

本社機能リーガル

2007年入社

私のリラックス方法は、ピアノを弾くことと、絵を描くことです。好きなことに集中する時間も大事にすることで、リフレッシュできて、仕事にも良い影響を与えていると思います。