社員紹介

「調査の野村」の精神を受け継ぎ、グローバルな協力体制を強みに日々成長。

王 博瓊 ホールセール リサーチ 2015年入社 工学部卒

企業アナリストの仕事内容とは

現在の仕事内容

現在私はエクイティ・リサーチ部で企業アナリストとして働いており、主な役割は、企業の調査分析を行い、業績予想、目標株価、投資判断をレポートという形で発信することです。マクロ経済や業界環境、株式市場は常に変化しているため、決算期に限らず、日々のデータ収集や分析を通してタイムリーに情報発信することも重要です。レポート発行後は、社内セールスとの質疑応答、機関投資家の方々とミーティングを行います。また、特定のテーマを中心に他のアナリストと共同で機関投資家向けのセミナーを開催しプレゼンテーションを行うこともあります。アナリストの仕事は個人の裁量が大きく、インプットだけでなくアウトプットの頻度が非常に高いことから、自身の考えの深さ、鋭さをブラッシュアップする機会に恵まれた業務と感じています。

縦・横の繋がりとグローバル連携が大きな強み

働く環境

当部は産業(セクター)ごとにチーム編成されており、各チームに数人のアナリストが配置されています。一つのチームは、基本的に経歴豊富なシニアアナリストをリーダーに、中堅・若手アナリスト、アシスタントで構成されます。部全体として若手の成長支援に意欲的で、新入社員が一人前のアナリストになれるように積極的なサポートを行っています。 また、一つの企業は複数の業界を横断することも多く、各セクターアナリスト同士の協力は欠かせません。さらに企業のグローバル展開がスタンダードとなる中、海外拠点のアナリストと連携する機会もあります。当社のリサーチャーは国内、海外を問わず担当分野および担当企業の知見が深く、お互い協力できることは惜しまない文化があり、縦、横のつながりは大きな強みだと思います。

日々の調査・分析に基づく投資判断

印象的だった仕事

ある担当銘柄のベーシックレポートを発行して間もなく、新型コロナの感染拡大で世界の株式市場が混乱に陥り、担当銘柄の株価も1ヵ月余りで30%以上下落しました。しかし、同社のビジネスモデルを冷静に考察すれば、他社よりも利益の安定性がかなり高く、それに対して株価が非常に低位にあることから、投資判断をNeutral(中立)からBuy(買い推奨)へ変更するチャンスでもありました。株式市場全体が悲観ムードにある中で投資判断を変更する怖さはありましたが、上司や先輩からアドバイスやサポートをいただき、投資判断を変更しました。結果的に、この投資判断の変更とほぼ整合的な株価動向となりました。当時のことは非常に印象深く、いつ来るかわからないチャンスに備えて、日頃から基本的な調査をしっかりしておくこと、そしてチャレンジしてみることの大切さを学びました。

就職活動は自分と向き合う良い機会

就活生の皆様へ

振り返ってみれば、学業と並行しながらの就職活動は、精神的にも体力的にも大変でしたが、改めて自分の強み、希望、考えに真正面から向き合う良い機会であったと思います。多くの選択肢や可能性がある中で、迷いや不安も大きいと思いますが、同級生など周りの状況はあまり気にせず、自分は何を求めているのかにフォーカスし、自分自身との対話を楽しんでほしいと思います。またどの仕事にも言えると思いますが、説明会や社員との対話等、どんなに事前に情報収集を行っても、実際やってみないと分からないことも多いです。インターンシップ等の機会を活用して、少しでも実務に近い体験をされることをお勧めします。 興味があると感じましたら、やらないで後悔するよりやってみた方が良いと思いますので、思い切ってチャレンジしてみてください。

王 博瓊

ホールセール リサーチ

2015年入社

休日の過ごし方

健康意識の高まりで2年ほど前からパーソナルジムに通い始めました。最近はセルフトレーニングがメインですが、運動とはほぼ無縁だった自分が習慣化できていることに小さな喜びを感じます。トレーニングするようになってからは、タンパク質の摂取量を計算するようになりました。またオフの時はペットの鳥たちと遊んでいます。意外に感情豊かで、小さい体でも全力で表現しており、日々その一生懸命な姿から元気をもらっています。