Introduction

野村證券で活躍する社員3人に、若手時代の挑戦とその経験を通じて得られた成長、そしてこれから目指す姿について、それぞれの想いを交えて率直に語り合ってもらいました。リアルな声を通じて、入社後の数年間をどのように過ごすのか、イメージしてみてください。

Member

若手からの活躍04
2014年入社 ウェルス・マネジメント部門

Kobayashi Kentaro

若手からの活躍08
2020年入社 コーポレート(IT・デジタル)

Gregan Jack

若手からの活躍12
2023年入社 ホールセール部門(インベストメント・バンキング)

Eto Nana

※所属部署・掲載内容は取材当時のものです。

Cross Talk

若手からの活躍16

Talk Theme 1

入社後に知った野村證券の意外な一面

若手からの活躍06

小林

私が所属するウェルス・マネジメント部門では、資産管理を通じてお客様の人生を豊かにするお手伝いをしています。個人・法人問わず長期的なリレーションを築くために日々提案活動をしており、この点は入社前に想像していた通りでした。意外だったのは、個人戦ではなく団体戦が求められることですね。

若手からの活躍10

グレガン

個人でお客様を担当し、提案活動をするのでは?

若手からの活躍06

小林

当初はそう思っていたのですが、入社から1年、2年と経つにつれ、お客様のニーズはそう単純ではないと気づきました。例えば、ご高齢のお客様であれば資産を増やすよりもスムーズな承継を重視されますし、法人であれば設備投資やM&A、福利厚生の拡充など多様な選択肢を総合的に検討した上での提案が求められます。付加価値の高い提案をするには、幅広い知見が不可欠なので、チームでお客様の満足度を高めていく仕事だと実感しています。

若手からの活躍15

衞藤

私も、インサイドアナリストなど社内の専門家に知見をいただきながらチームでプロジェクトを進めています。野村にはどのセクターにも必ず専門知識を持つ方がいるので、人脈を活用すると業務の質とスピードが格段に上がりますね。特に私が所属するコーポレート・ファイナンス7部のお客様は総合商社やPEファンドなので、コンシューマー・リテールから製造業、TMTなど携わる業界がさまざま。一人で最新のセクターナレッジを把握するには限界がありますが、その業界を熟知したプロがサポートしてくれる体制が整っています。

若手からの活躍06

小林

入社してからどうやって人脈を築いてきたのですか?

若手からの活躍15

衞藤

上司が案件でコワークするシニア層へ私を紹介してくれ、人脈構築をサポートしてくれました。おかげで今は海外チームも含め社内のナレッジを最大限に活用でき、提案のクオリティが高まったと感じています。ホールセールIT部はどうですか?

若手からの活躍10

グレガン

やはり、チームメンバーやステークホルダーとのコミュニケーションは欠かせません。目の前のプログラミングだけに集中すれば良いというものではなく、目指すシステムを構築するためのアプローチはチーム全体で考えますし、社内ユーザーから直接ニーズをヒアリングすることもあります。上司との距離の近さも特徴です。入社前はもっと距離があるだろうと思っていたので、今の部のカジュアルな雰囲気は良い意味で意外でした。

若手からの活躍15

衞藤

私も、入社前は怖い上司に囲まれて仕事をすることになると思っていたのですが(笑)、実際は全くそんなことはありませんでした。もちろんアウトプットのクオリティを担保するためのご指導はいただきますが、最善のアイデアが出るまでとことん議論に付き合ってくださる上司ばかりです。

若手からの活躍10

グレガン

特に入社当初は、上司のアドバイスが大きな支えになりました。私が担当しているエクイティ組成商品はかなり複雑で、金融に関する知識も経験もなかった私にとって、ハードルの高さは想像以上でした。ただ、上司も金融業界出身ではなかったので、私の状況や気持ちを理解してくれたのです。まず身につけるべき知識は何か、次のスキルアップには何が必要かを一緒に考えてくれ、少しずつステップアップできました。

若手からの活躍15

衞藤

私は、上司と難易度の高い依頼にともに向き合う中で絆が深まり、なんでも相談できる存在になっていきました。今ではプライベートで一緒にゴルフに行く仲です。小林さんの入社当初の上司はどんな方でしたか?

若手からの活躍06

小林

若手にも仕事を任せてくれて、とやかく口を出さない方でした。もちろん至らない点があれば指導をしてくださるので、お客様に対して失礼のない、社会人としてのあるべき姿が身につきます。任せていただきながらも、時にしっかりと指導いただく。このカルチャーが自分の成長につながったと感じます。

若手からの活躍19

Talk Theme 2

成長を加速させた若手時代の挑戦

若手からの活躍06

小林

3年目の時、新入社員の育成を担当するインストラクターや、1、2年目の社員をマネジメントする班長など、複数の役割を同時に任せていただくことがありました。正直なところ、自分の仕事に集中したいというのが本音でしたが、インストラクターや班長の立場に立つ以上は自分の目標だけを追うわけにはいきません。その時に初めて、後輩の育成や支店全体の収入や費用を意識するようになりました。

若手からの活躍10

グレガン

俯瞰的に考える必要がありますね。

若手からの活躍06

小林

そうなんです。支店の運営を継続させるには最低限達成するべき目標がありますが、当然私一人の力では不可能です。後輩や同僚にも高いモチベーションを持ってもらうため、私が良い影響を波及できる存在にならなければ、という自覚が芽生えました。プレイヤーだけをしていたら身につかなかった視点です。

若手からの活躍10

グレガン

無理難題を押し付けるのではなく、成長を促すためのミッションだったのですね。

若手からの活躍06

小林

私のレベルを見極め、懸命に努力をすれば乗り越えられる良い度合いのミッションを与えてくれたのだと思います。今となっては、当時の支店長には感謝しかありません。

若手からの活躍15

衞藤

私も入社1年目当時、クライアントの企業価値を向上させるためのM&A施策について、直接提案する機会をいただきました。幅広いビジネスを展開している総合商社だったため難しい挑戦だったのですが、上司が「責任は持つから、自由にやっていい」と任せてくださったんです。イマジネーションを働かせ、資料の構成にも頭を悩ませて提案に臨んだことを覚えています。

若手からの活躍06

小林

若手にも、資料作成だけでなく提案の場をくれるのですね。

若手からの活躍15

衞藤

はい。もちろんディスカッション資料の準備や議事録の作成などクライアントとフェイスしない業務を通して学べることもたくさんありますが、直接話す機会をいただけたことで、伝わりやすさを考慮してストーリーを組み立てることができるようになり、視座が上がったと感じています。

若手からの活躍10

グレガン

仕事を任せてもらえると、責任感や主体性が芽生えますね。私は、派遣契約から直接雇用(総合職)に転換した時に開発リードを任せていただきました。当時はまだ金融知識も十分ではなく、どこからどう手をつければいいのかに悩みました。上司も「答え」はくれませんが、相談すれば成長に向けた戦略は一緒に考えてくれます。どう勉強すればいいか、社内の誰に聞けば眼前の問題を解決できるのか、ヒントをもらいながら自分で解決することを学べました。

若手からの活躍15

衞藤

若手のうちから視座高く仕事ができるこの環境は、歴代の上司が築きあげてくれた財産。これが野村の強みですね。

若手からの活躍22

Talk Theme 3

次の若手世代のために、今私たちができること

若手からの活躍15

衞藤

私は新入社員のインストラクターを担当しているのですが、彼らが目指す10年後、20年後のバンカー像をしっかり把握した上で、不足している知識や、その知識を身につけるために必要な経験は何か、部長も含め案件へのアサインを担当しているメンバーと毎月話し合っています。その上で、個人の意向も踏まえ、長期的にその人の成長につながるプロジェクトにアサインしてもらっています。

若手からの活躍06

小林

目指すキャリアを歩めるようにサポートすることは、私も常々意識しています。加えて最近よく思うのは、若手社員も本質志向の方が多く、単に目標を追わせるだけのマネジメントは通用しないということ。つまり、自分の仕事がお客様に役立っているという実感を持ってもらうことが大切です。忙しいと近視眼的になりがちですが、「その仕事はお客様のためになっているのか」を常に問いかけることが私の役割だと強く感じています。

若手からの活躍15

衞藤

やりがいを感じてもらいながら成長をポートする点ではどの部も同じなのかもしれませんね。システム開発の現場ではどうですか?

若手からの活躍10

グレガン

私は、成長には「失敗できる環境」が必要だと考えています。開発リードを担当することになった当初は、チームメンバーのタスクを細かく把握し、完璧な成果物をあげなければいけないと考えていました。ですがITの世界では、構築したシステムが常に想定通りのシナリオで動くとは限りません。大切なのは、エラーが出るかどうかのその先にある、本質を捉える事です。万一の場合も、お客様と社内ユーザーへの影響を最小限に留められるようにしておくこと、誠意を持って対応し、分かりやすい説明を行って、ご納得・安心していただくことが重要です。 それを上司から教わってからは、失敗を怖がらず挑戦できる環境を整え、失敗した時は対処の考え方をアドバイスすることを重視するようになりました。

若手からの活躍15

衞藤

失敗のリスクを取っても「任せる勇気」は大切ですね。

若手からの活躍10

グレガン

はい。IT技術に優れたメンバーが多いので、最終的なゴールはしっかりと示し、アプローチやプランニングを考えるところまで一緒にやれば十分。後のプログラミングや実装はメンバーに任せた方がうまくいくと、開発リードとしてトライアンドエラーする中で気づきました。

若手からの活躍15

衞藤

私はもともと心配性で、どうしても全てのプロセスを把握したくなってしまう。ですが、後輩たちに当事者意識やプロジェクトへの愛着を持ってもらうには、教育する上で外せないポイントは抑えつつ、あとは自由に動いてもらうことが大事。任せる力を身につけることが、指導する立場に期待されていることなんだと思います。

若手からの活躍06

小林

そうですね。責任ある行動は、外発的な動機より内発的な動機から生まれることが多いもの。私も一歩身を引くことを意識しています。最近は目に見えて良い変化が現れた部下もいて、別のマネージャーから「〇〇さん、変わってきたね」と声をかけていただくこともあり、自分のことのようにうれしくなります。

若手からの活躍25

Message

働きやすさ×働きがい

若手からの活躍06

小林

仕事面以外でも、休暇制度や福利厚生が充実しているので若手から安心して働ける環境は十分に整っていると思います。例えば私は今、かなり手厚い家賃補助を受けています。新卒からずっと野村で働いているので分からなかったのですが、他社に勤めている方々と話すとこの環境が当たり前ではないことに気付かされます。

若手からの活躍10

グレガン

私は近々、長期休暇を取って母国のオーストラリアに帰る予定です。外国籍のメンバーがとても多いところがホールセールIT部の特徴ですが、 皆さんそれぞれ自分の仕事を調整して、どこかのタイミングで長期休暇を取って母国に帰っています。入社前は、証券会社は休みが取りづらいと思っていたので驚きました。

若手からの活躍15

衞藤

部署ごとに特徴はありますが、どこもメリハリの効いた働き方ができますね。私の部はフレックスタイムを導入しているので、勤務時間はフレキシブルに調整できます。例えば、海外チームとの早朝にミーティングがある日は、自宅でミーティングに出て、自分の業務が落ち着いたタイミングで出社しています。

若手からの活躍06

小林

教育体制も充実していると思います。ファイナンシャルプランナーに始まり保険やアナリスト、不動産などさまざまな分野の資格を取得しましたが、費用面でも学習面でも会社のサポートを受けました。

若手からの活躍15

衞藤

私の所属する部門では、社内研修を通じて海外チームとも交流する機会があり、そこでのネットワーキングが若手同士の日々のグローバル連携に繋がっています。日本に本社を構えながらグローバル展開する企業として、とても恵まれた環境があると言えるのではないでしょうか。

若手からの活躍28

Message

野村證券でこれから成し遂げたいこと

若手からの活躍10

グレガン

今の目標は、IT技術面でも金融面でもエキスパートになることです。そのための次のステップは、現在担当しているストラクチャリング以外にも、幅広いプロジェクトの開発リードを経験することです。プログラミングだけではなく、プロジェクトマネジメントやビジネスアナリシスなど未経験の領域にも手をあげて挑戦していきたいですね。

若手からの活躍15

衞藤

私は、非上場企業の成長に貢献したいと思っています。日本には、世界で戦えるような非上場企業が数多く存在しています。PEファンドや個人がその企業に投資できる機会やスキームがもっと多くなれば日本経済全体が成長し、それに伴って発生する新しいプロダクトのリーディングを私たちが担うことで、野村の組織力も高まっていくはず。個人も企業も国も成長させられる仕事に携わりたいと思っています。

若手からの活躍06

小林

挑戦できる環境があり、機関投資家や世界的なファンドと日々コミュニケーションを取れる野村なら、実現可能性も高いですね。

若手からの活躍10

グレガン

小林さんの今後のチャレンジは?

若手からの活躍06

小林

ウェルス・マネジメントでは、日本を代表するような経営者や資産家の方々の資産管理をお手伝いしているので、このこと自体がすでにチャレンジング。この先も、お客さまの人生に伴走し、常に必要とされるパートナーであり続けることが私の目標です。そしてそれが、競合他社を追随させない、野村の圧倒的なプレゼンスにつながると考えています。