スケール感のある証券ビジネスに
ITで大きなインパクトを与えたい

人を知る社員インタビュー 原田 剛 Harada Tsuyoshi

Profile

  • 工学部卒
  • 2020年入社
  • コーポレート(IT・デジタル)

ホールセールIT部所属。大学卒業後、外資系証券会社にて21年間勤務し、ITエンジニアやプロジェクトマネージャー、ビジネスアナリストとして幅広い業務を経験。国内外のチームと連携し、証券業界特有のニーズに応えるシステム構築を進めてきた。次のキャリアとして全社的な戦略立案に携わるべく2020年に野村證券に入社。2023年よりホールセールIT部部長として、グローバルな視点からシステム運営の安定化を目指しつつ、新技術の導入や部門横断的なプロジェクトに挑戦し、技術とビジネスの架け橋役として活躍。

Interview

現在の仕事内容と野村證券を選んだ理由を教えて下さい。

20年以上のキャリアを経てもなお
チャレンジングな仕事ができる

前職では21年間、外資系証券会社のIT部門で社内システムの開発、チーム運営などに携わってきました。そこでは主に、海外のヘッドクォーターで決定したグローバル戦略に従ってシステムを設計・開発し、日本を含むアジアのマーケットに合わせて展開していました。しかし、ITエンジニアやマネージャーとして一通りの経験を積み、その先を見据えた時、「戦略決定から関わり、日本の会社のグローバルでのビジネス展開に貢献したい」と考えるようになりました。その頃に出会ったのが野村證券です。日本からグローバルに挑戦している野村なら思い描く将来像を実現できると思い、入社を決めました。
実際、長年のキャリアを経た今もなお、野村にはチャレンジングな環境があると実感しています。私が所属しているホールセールIT部は、グローバル・マーケッツやインベストメント・バンキングなど、ホールセール部門のビジネスを遂行するためのシステムの企画・開発・運用を担っています。その中で、部を安定運営することが私のミッションであり、数々のプロジェクトがスムーズに遂行されるように戦略を策定し、他部門や海外のチームと連携しながら常に新しいプロジェクトにも挑戦しています。
野村は、展開するビジネスが多岐に渡り、それをサポートするシステムも複雑。加えて、グローバルな視点を持ちながらも日本市場に適合させるという難しい対応が求められますが、世界の舞台での日本企業の活躍をITの力で支援できることに誇りを感じています。

働く環境について教えて下さい。

常識すらも違うグローバルな人材を
一体感あるチームに育てる面白さ

ホールセールIT部はメンバーの半数以上が外国籍で、キャリア入社の社員も多く、多様なバックグラウンドを持つ人がそれぞれの専門性を活かして仕事をしています。この多様性は大きな強みである一方で、日本の常識が通用しない場面も多々あり、相互理解を深めるための努力が欠かせません。例えば、日本の文化では一般的な謙譲の言葉やお詫びといったコミュニケーションのスタイルが、異文化を持つメンバーには伝わりにくいこともあります。このようなギャップを埋めるため、丁寧な説明やフォローを心がけ、チーム内の信頼関係を築いています。

私が目指しているのは、IT・デジタルがビジネス部門のパートナーとして共に前進できる組織です。証券ビジネスは今や、ITなくしては成り立ちません。今後もITが担う領域が拡大していくことを考えれば、システム開発だけをしていればよいというものではなく、日本とグローバル、どちらのビジネス戦略も理解した上で、ITサイドから何ができるかを考える視点や判断力が欠かせません。メンバー一人ひとりにその力を身につけてもらうためには、マインドづくりやカルチャーの浸透が不可欠。グローバルな人材が一体となって力を発揮できる環境をいかに作れるか。そこが私のチャレンジであり、他ではなかなかできない経験だと感じています。

現在の仕事の醍醐味は何ですか?

得意領域を存分に発揮して
全社に影響を与える大きな変革に挑戦

現在、システムの統廃合を進める「モダナイゼーション」に注力しています。当社では、多様なビジネスがグローバルで展開しているため、それを支えるシステムも多種多様で、IT・デジタルにも幅広い技術が求められます。しかし、一つのシステムが国内外を含めた複数のマーケットをカバーできれば、一人の技術者が管理できる範囲が増え、より充実したサポート体制を築くことができます。世界中で同じシステムが同じコンセプトで動く。その青写真を描き、一歩ずつ組織を前進させることが今、私が注力すべきことだと感じています。
また同時に、ITデジタルの社員が横断的に集まり、業務を全体最適の観点から効率化するためのプロジェクトも進めています。話し合いが進む中、それまでは自部署の業務効率化や自動化という視点だけで語ることが多かったメンバーにも、「お客さまにとってのベストは何か」という全社的な目線での発言が増えました。今、組織に新たな変化が生まれていると感じます。
どちらも全社に関わる大きなチャレンジですが、もともとシステムのアーキテクチャに興味があった私にとって、得意領域を大いに発揮できるまたとない機会。標準化と効率化を推進し、未来に向けた持続可能な基盤作りを目指す中で、仕事の面白みを存分に味わっています。

応募者へのメッセージをお願いします。

常に高みを目指し続けて
変化するビジネスを支えていく

数字を扱う証券ビジネスは、IT・デジタルとの親和性が高く、テクノロジーの有無が新規ビジネスの実現可能性を左右することすらあります。また、お客様の大切な資産をお預かりするビジネスのため、全てのシステムにおいて正確性、安定性が求められます。エラーを迅速に検知、修正するためのコントロール・フレームワークや復元性の確保も大切です。これらの実現のためには、日々進歩するテクノロジーをしっかりと理解し取り入れ、システムを常に更新、進化させていくことが必要です。その上で、変化するビジネス・ニーズに機敏に対応する。プレッシャーは感じますが、手応えのある仕事であることは間違いありません。
中でも野村證券のビジネスはスケールが大きく、それをテクノロジーでサポートするやりがいは格別です。この環境に身を投じることで、高い要求に応えるにはどのようなプログラムを書くべきで、自分にどのようなスキルが必要か、次にやるべきことがどんどん見えて自ずと目指す場所も高くなるはず。成長の機会はあふれています。
これからも、テクノロジーの力でビジネスを実現・サポートする私たちの挑戦は続きます。今、この挑戦に力を発揮してくれる多様な人材を求めています。ITエンジニアとしてのスキルを磨きながら、当社の充実したリソースを活かし、ビジネスに大きなインパクトを与えたい方とぜひ一緒に仕事がしたいと考えています。

掲載社員の仕事内容・部署は取材当時のものです

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