お客様と共に未来を描く仕事

人を知る社員インタビュー 角南俊彰 Sunami Toshiaki

Profile

  • 法学部卒
  • 2013年入社
  • ウェルス・マネジメント部門

プライベート・ウェルス・マネジメント領域所属。大学卒業後、2013年に野村證券へ入社。近畿地域の支店、東京のウェルス・マネジメント部(現プライベート・ウェルス・マネジメント部)にて、パートナー業務に従事。その後、新卒採用を担当するキャリアサポーター、お客様へのソリューションを開発するプライベート・バンキング部を経て、現部店へ異動。
現在は、プライベート・ウェルス・マネジメント領域のパートナーとして、上場企業、大手の未上場企業のオーナーや経営者のお客様を担当。

Interview

現在の仕事内容と野村證券を選んだ理由を教えて下さい。

学生時代に芽生えた、伴走できる仕事への思い

就職活動の軸は、「誰かの隣に立って同じ方向を見て、夢や目標達成のために伴走できる仕事」でした。きっかけは、レストランでのアルバイトです。常連のお客様の比率が高いお店で、ご家族といらっしゃるときもあれば、仕事関係の方といらっしゃるときもあるなど、様々なシーンでご利用いただいていました。毎回、今日の食事の目的は何なのか、食事の後「今日は最高の時間だった」という気持ちになっていただくためにどうしたらいいかを、自分なりに考えてメニューをお尋ねしサービスの仕方に変化をつけていたのです。その結果、非常に喜んでいただき、相手の状況を考え希望を想像して行動する楽しさを知りました。

何社か内定をいただきましたが、野村の方々が一番身だしなみや所作、思考が洗練されている印象を受けました。30歳、40歳になったときの自分の理想像に最も近かったと記憶しています。

現在は、プライベート・ウェルス・マネジメント領域で、上場企業や未上場のオーナー系企業、創業ファミリーなど超富裕層のお客様に対して課題解決策を提案しています。

職場は、直接の部下を含め約半数が20代で、管理職世代も若いため活気があり、風通しもよいです。一方、自分のお客様に関することになると全員が妥協なく、最大の熱量を注ぎます。育成の段階から、お客様起点で物事を考える思考回路を養われており、相対する企業オーナー様たちは、本気で考え抜いた提案なのか見抜く力をお持ちです。競合も多い中、それだけの熱量を持って取り組まないと淘汰されてしまうという気持ちを持って考え抜き、それが成長につながるので、お客様に育てていただいているとも言えます。

現在の仕事の醍醐味は何ですか?

経済的な豊かさだけが正解ではない

現在の業務は、入社前に希望していたことを実現できる環境は整っていますが、お客様の横に立ち夢や目標に向かって伴走することは、決して簡単ではありません。お客様一人ひとりに、個人の顔もあれば経営者としての顔、家族の大黒柱など複数の面があります。さらに、お客様にとっての豊かさは資産を増やすことだけではないです。地域貢献や研究支援など、大切にしたいと思われる価値観は様々で、正解は一つではありません。それぞれの背景や状況を深く理解し、包括的に最適な課題解決策を提供することの難しさと重要性を日々実感しています。

また、日本を代表する経営者層の方々と直接お話をして提案させていただけることを20代から経験できるのは野村ならではです。野村だからこそ信頼して貴重な時間を頂戴している分、お客様の期待値も非常に高いです。新聞を読めばわかる情報をお伝えしても意味がありません。資産運用や事業承継、不動産、本業支援など、あらゆるテーマでの提案には質の高さとスピード感が求められます。

そのため、野村では、例えば「新規事業の立ち上げを考えている」「プロスポーツのチームを買いたい」など、金融以外のご相談であっても、いただいた宿題に対し何とかしようと努力します。私はこれまでお客様と直接接するパートナーも、プライベート・バンキング部という本社部署も経験してきましたが、一緒に働いてきたメンバーに共通していたのは、お客様のためには諦めず、最適な解決策を追求する姿勢です。この仕事は日々研鑽が必要で困難にも直面しますが、その分視座も高まり、経験や知識が蓄積され、日々成長を実感しています。

現在の仕事のやりがいは何ですか?

チーム野村でお客様の人生に伴走する

お客様との距離感や関係性が深まったと感じるときは、この仕事をやっていてよかったと思える瞬間です。
入社3年目に新しくお取引を始めていただいたお客様は、当初は「頼むことは何もないよ」とおっしゃっていましたが、次第に距離が縮まり、運用以外にも奥様やお嬢様への金融教育など様々なご相談をいただくようになりました。あるとき、その方が倒れ、奥様から平静を失った様子でお電話をいただいたことがあります。幸い大事には至りませんでしたが、あとで奥様から「うちの資産は全て角南さんが把握しているから、何かあったら連絡しなさいと言われていた」とお聞きし、単に金融商品を販売する証券会社の人間ではなく、お客様の横に立って人生をサポートする、パートナーとして信頼を得られていると実感しました。

自分の仕事の軸になっているのは、お客様にとって何が本当に良いのかを繰り返し考え、取り得る選択肢を一つひとつ徹底的に検証することです。これまでの会話や一挙手一投足を振り返りながら、ギリギリまで提案内容を煮詰める。どれだけ深い階層で考えられるかによって、お客様の求める豊かさや幸福度がその先で変わっていく可能性があると思っています。お客様に後悔させないために、妥協はしたくないと思っています。そのためお客様の課題を解決するために、社内外のプロフェッショナルの方々にも力添えをいただきながら、徹底的に議論を重ねます。

創業ファミリーや法人オーナーの方々は、資産管理だけではなく、事業の発展や承継など長期的な視点でのサポートを必要とされています。担当者が変わることで継続性が途切れることはリスクでありストレスになりますが、野村はパートナーをハブにして、本社の関係各部署が繋がっています。私が異動したとしても、本社のサポートは続き、私の後任を交えてチームとしての野村の総合力は変わらず発揮されます。こうしたフォロー体制があるからこそ、お客様にも安心感を覚えていただけます。

今後挑戦したいことを教えて下さい。

人を喜ばせる仕事を共に

今後のキャリアとしては、プライベートバンカーとも言える仕事内容をさらに追求したいと思っています。私が考える最高峰の人材は、基本となる資産管理に加え、資金調達などで会社を大きくしていくための投資銀行業務、資金をもとにした社会貢献活動、コンシェルジュのような非金融サービス、この4つの分野に精通しています。ここに近づくべく、より幅広い業務を経験していくことで、自分を高めていきたいと考えています。

プライベート・ウェルス・マネジメント領域ではお客様に成長させてもらい、学ばせていただくことがたくさんあります。多くのことを経験するチャンスがある中で、壁にぶつかることもよくありますが、楽しみながら乗り越えられる力は、この業務をやっていく上で非常に大事だと思います。そしてもう1つ重要なのは、人を喜ばせることが好きだということです。そのため、学ぶことや成長することを楽しめる人や、好奇心があり誰かのために努力できる人と一緒に働きたいと考えています。

掲載社員の仕事内容・部署は取材当時のものです

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