法務の観点からビジネスを作り上げていく

人を知る社員インタビュー 三浦悠太郎 Miura Yutaro

Profile

  • 法学部卒
  • 2021年入社
  • コーポレート(リーガル)

法務部所属。大学卒業後、2021年に野村證券へ入社、法務部・法務二課へ配属。法務二課では、契約業務(契約書の作成・審査業務や契約内容に関する相談対応など)や、著作権や商標権などの知的財産権に関する業務を担当。2024年4月から法務三課を兼務。法務三課では、当社がビジネスを行う上で検討が必要となる金融商品取引法などの各業法に関する相談対応や、デジタル・カンパニーに対するリーガル面からの総合的なサポート業務を担当。

Interview

現在の仕事を教えて下さい。

法的知見を活かしてビジネス発展に貢献

法務部は6つの課から構成されており、訴訟対応、契約書類の作成・審査、知的財産権関連業務、新規ビジネスの立上げへの法規制面からのサポート、株主総会対応、稟議業務、ハラスメント相談対応、出資や買収などプロジェクト案件への法的検討課題に対する助言など幅広い法務業務を取り扱っています。

私は、主に、契約業務、知的財産権関連業務、新規ビジネスやプロジェクト案件へのサポート業務を担当しています。
当社のビジネスに潜む法的リスクをいかに軽減できるかという守りの観点だけではなく、法務部の立場からビジネスの更なる発展に貢献できるアドバイスを行えるよう攻めの観点も大切にしながら日々の業務に臨んでいます。

法務部の業務では高い専門性が求められるため日々の自己研鑽が欠かせません。しかし、若手のうちから、様々な部門との協働の機会や、当社の最新のビジネスに初期の段階から関与できる機会が多いため、非常にやりがいのある仕事です。
自身の専門性を活かしながら、様々なビジネスに当事者として深く関与できるのが法務部で働く醍醐味の一つだと思います。

働く環境について教えて下さい。

多様なバックグラウンドのメンバーと裁量のある業務を行える環境

現在、法務部には40人程の部員が在籍しています。私のように新卒で配属された部員、他社法務部や外部の法律事務所から転職してきた部員、他部署から異動してきた部員、経歴は多様です。それぞれのバックグラウンドに応じた専門性や強みを発揮しながら、部一丸となって業務を遂行しています。法務部には様々な相談が寄せられますので、バックグラウンドの多様性は強みの一つだと感じています。

また、法務部では少人数で案件の対応をすることが多いため、若手であっても大きな裁量を持てます。私も入社3年目から4年目にかけて、ある大きな案件にリーガルサポートチームの主担当として携わる機会がありました。私の助言一つで契約条件が変わってしまい、その後の当社ビジネスに多大な影響を及ぼす可能性があるため、重圧を感じることもありました。しかし、目の前の問題の論点を整理し、最適な解決策を考え抜き、先輩・上司や関係部署と何度も調整しながら、クロージングまでサポートできたことは、法務部員として非常に大きな自信になりました。
法務部に限らず、当社には若手の挑戦を歓迎し、先輩や上司がそれを全力でサポートしてくれるカルチャーが醸成されています。自身のやる気次第で、若手でも責任のある大きな仕事に携わることができるのは、当社で働く魅力の一つだと思います。

現在の仕事の醍醐味は何ですか?

密なコミュニケーションの心がけ

法務部からのアドバイスは、場合によっては机上の空論として相談部署にとって扱いに困るものとなる可能性があります。私は、法務部は第三者アドバイザーではなく、相談部署とともにビジネスを作り上げていく当事者だと考えています。机上の空論ではない実践的なアドバイスを行えるよう、相談部署と密にコミュニケーションをとることで、相談部署のニーズを正確に把握するよう努めています。また、日頃から法令に関するトピックだけではなく当社を取り巻くビジネス環境全般についてアンテナを高く張り、当社のビジネス戦略に対する解像度をあげることを心がけています。
サポートしたビジネスが順調に軌道に乗っている様子を見た時や、自身のアドバイスについて相談部署から感謝される時に、法務部の仕事をしていてやりがいを感じます。

今後のキャリアはどのように考えていますか?

スケールの大きい責任重要な業務を担う

新しい技術やビジネスモデルの台頭、法令の多様化・複雑化など、当社を取り巻く環境は大きく変化してきています。その中で、ビジネス部門の伴走者として、法務部が果たすべき役割はこれまで以上に重要になってきていると感じます。現在2つの課に所属しており、それぞれの課で様々な経験を積ませてもらっていますが、法務部にはまだ私が経験したことのない業務が多くあります。また、見本とすべき先輩や上司もたくさんいます。多様化する相談部署からのニーズに多角的な観点から対応できるよう、多くの人と関わり合いながら、法務を中心により多くの経験を重ね、自身の専門性を更に高めていきたいと考えています。そして、培った高い専門性を武器に、法務部員として、他部署と協働しながら当社のビジネスの発展により貢献していくことが今後の目標です。

冒頭でもお伝えしたように、法務部の業務は、自身の専門性を活かして、当事者として当社の様々なビジネスに関与できる、スケールの大きい非常に魅力的な仕事です。また、今後法務人材の活躍の場はより広がると確信しています。
本稿を読んで、当社の法務部に少しでも興味をもっていただけた方がいれば、嬉しく思います。

掲載社員の仕事内容・部署は取材当時のものです

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