
会社全体のリスク・
カルチャーの醸成・
浸透に貢献
人を知る社員インタビュー 森田義紀 Morita Yoshiki
Profile
法学部所属。大学卒業後、2016年に野村證券へ入社。ウェルス・マネジメント部門にて、主に個人富裕層のお客様向けに金融商品の提案、ご資産全体の課題解決の為のソリューション提案、及び資産家ファミリーの相続・資産承継ビジネスに関する業務を担当した後、現在のグループ・リスク・マネジメント部 オペレーショナル・リスク管理課へ異動。当社のあらゆる業務に内在するオペレーショナル・リスクを管理するため、グローバルに統一された枠組みを活用し、リスクを把握、評価、モニタリング、及び報告する活動を担当。
Interview

現在の仕事内容を教えて下さい。
持続可能な事業活動を支えるオペレーショナル・リスク管理
リスク・マネジメントにて、オペレーショナル・リスク管理課に所属しています。オペレーショナル・リスクは、コンプライアンス、ITおよび情報セキュリティ、業務継続に関するリスクをはじめ当社業務全般に内在する幅広いリスクです。その影響度の大きさや近年の環境変化から、リスク管理の重要度が増しています。当課では、フロント及びコーポレートの各部署が行うオペレーショナル・リスクの把握、評価、モニタリングに対して、独立した視点から助言や監視を行います。そして各部署と協働しリスク削減を図り、経営層への情報提供を通じて、当社全体のリスクを適切に管理し、会社の持続的な事業活動を支えています。各部署の方々は高い専門性を持つため、私自身もオペレーショナル・リスク管理の専門家として高い力量を持つ必要があると同時に、議論を通じて多様な知見を得ることが出来ます。さらに、当社はグローバルに展開しているため、各国当局からの関心事項や拠点毎の状況を考慮し、海外のチームメンバーと議論、情報共有を重ねることで、グローバルでのリスク管理の高度化に携わることが出来ます。このように、リスク管理の高度化を業務領域や地域を跨いで連携し進めることを通じて、自分自身の知見を広げ、専門性を高めることができる点に魅力を感じています。

働く環境について教えて下さい。
入社年次や経験値を越えた成長機会
当社リスク・マネジメントでは、新卒入社だけでなく外資系金融機関にルーツをもつキャリア採用社員も活躍しています。更に、リスク管理自体をグローバルな体制で行っているため、各拠点の様々なバックグラウンドの社員と協働する機会があり、日系証券会社でありながら外資系金融機関のような雰囲気も併せ持った職場環境です。また、経験年数や年齢に関係なく、若手や新しい仲間にもチャンスを与えようとする点も、弊社リスク・マネジメントの特徴だと思います。私自身、ウェルス・マネジメント部門からリスク・マネジメントに異動した際、「実際に担当部署の方々と具体的な業務を始めるのは、リスク・マネジメントを体系的に理解する必要があるため、しばらく先だろう」と思っていましたが、配属後2ヶ月目からメインで業務を進める機会をいただきました。また、日々ボトムアップで大小様々なオペレーショナル・リスクに関する事項と向き合い1年半経過した頃、経営層がリスク管理に関する討議を行う会議体に関する部署内の運営チームにも参加し、経営層が足元で重視しているリスクが何かを理解した上で日々の業務を行うきっかけが得られました。このように、リスク・マネジメントの経験期間に関わらず仕事を任せていただき、かつ自ら成長し成果を出すことで更なる仕事の幅を広げることができる環境に魅力を感じています。

現在の仕事の醍醐味は何ですか?
リスク管理の取り組みを通じて会社全体の変化を実感
現在の仕事で面白いと感じるのは、オペレーショナル・リスク管理を更に浸透・高度化させる取り組みを通じて会社全体の変化を実感できる点です。当社を取り巻く内外環境の変化に伴い、重点的に取り組むべきリスクも変化しています。また、当社の事業計画を達成するためには、事業活動に内包するリスクを認識し許容範囲内で事業を遂行する必要があります。それらを踏まえ、会社の持続的な事業活動を支えるために、まず、役職員一人ひとりがリスク管理の当事者として能動的に取り組むことを推進することで、会社全体のリスク・カルチャーの醸成・浸透を継続的に進めています。更に、各部署と協働し特定したリスクに対し、プロセスの見直しをはじめとした改善策の立案・実施等のリスク削減を図る活動を通じて、会社全体のリスク管理体制の高度化を推進しています。この過程では、各部署や会社全体のリスクの把握だけでなく、アンテナ高く他社事例や業界動向にも目を向け、自分の意見を持ちながら議論を重ねる必要があります。意見を構築する際、ウェルス・マネジメント部門での経験を基に、「ビジネスの最前線で働く方々にも浸透しやすいリスク管理であるか」を常に意識しています。各部署や会社全体のリスク管理の方向性に関わる事項を決める際には経営層の判断を仰ぐ機会も多く非常にチャレンジングですが、同時に会社全体の方向性に関与できることにやりがいを感じています。
応募者へのメッセージをお願いします。
最終的な入社の決め手は環境と人
就職活動では「どのような環境で働きたいか」「どのような人と働きたいか」を考えることが大切だと思います。私自身は野村證券に新卒入社しましたが、入社前に社員の方々とお会いする中で、私自身が今まで注力してきた部活動や大学でのゼミ活動に例えて野村證券のカルチャーを話してくださった方がいました。相手に伝わる言葉で、熱意を持って自社について語ってくれる先輩社員と出会ったことで、金融業界や直接金融に関心があったことはもちろんですが、「このようなカルチャーの会社で働いてみたい」「このような人と一緒に働いてみたい」「将来的に私もこのような人材になりたい」という思いが強く湧いたことが最終的な決め手となりました。ウェルス・マネジメント部門からリスク・マネジメントに業務領域を跨いで異動した後でも、新しく入ってきた社員にチャンスを与え挑戦することを良しとする野村のカルチャーの根本部分は変わらないと実感しています。会社を選ぶ際には、業界や業務内容の理解を深めることに注力しがちですが、入社後はどのような環境で、どのような人たちと一緒に仕事がしたいのかという観点を持つことも、納得のいく会社選び、及び入社後の充実した仕事につながると思います。

掲載社員の仕事内容・部署は取材当時のものです