ビジネス紹介
リサーチ
役割・機能
1906年に野村證券の前身である野村商店に調査部が発足して以降、調査・分析を重視する「調査の野村」の精神はリサーチ・チームに脈々と受け継がれてきました。深い分析⼒と⼤胆な先⾒性を強みとしながら、証券ビジネスの⼟台として、投資判断に役⽴つ情報提供をタイムリーに行っています。現在、約330名のリサーチャーが世界の12の地域において政治、経済、為替、⾦利、株式、クレジットクオンツ・ストラテジー等、幅広い分野をカバーし、全世界へ投資アイディアを提供しています。またデータ・サイエンスを駆使したアプローチにも注力しています。
野村グループのリサーチは、コンテンツ・カンパニーという組織に属しており、同カンパニーには、リサーチの他に、別会社として、ファンドの調査・分析と投資助言を行う機能、アグリビジネスに掛かる調査・コンサルティング機能、医療機関や介護施設等に対してコンサルティングを行う機能が含まれています。コンテンツ・カンパニーは、総勢で500名を超えるプロフェッショナル人材を擁する組織です。


業務紹介

アナリスト
アナリスト(株式)
産業・企業の分析・予測、投資アイディアの提供を行っています。アナリストは、業績予想・投資判断に責任を持ち、会社訪問、レポート執筆、投資家向けプレゼンテーションなどを行います。
クレジット・アナリスト(債券)
国内外の発行体に係る個別クレジット及び金融資本市場全般におけるクレジット動向を調査・分析します。
クオンツ・アナリスト(株式・債券)
トレーディング、金融商品開発、資産運用、企業経営財務政策、リスク管理など幅広い分野を対象として、先端的な金融ビジネスの推進に必要な研究・開発を行っています。
ストラテジスト
ストラテジスト(株式)
調査・分析結果を基に、国内外の投資家に投資戦略の策定、提言を行います。ストラテジストの調査分野は、景気、企業業績、金利、為替などの投資環境から株式需要、投資家動向まで多岐にわたります。また、計量分析をベースとした調査も行います。
金利ストラテジスト(債券)
金利・債券を中心に、主要国のマクロ経済、金融資本市場を定性、定量の両側面から調査分析します。
為替ストラテジスト
為替を主に担当。主要国の経済、金融及び為替動向を主な調査分野とします。
データ・サイエンティスト
金融経済に関する様々な事象を対象として、統計学や機械学習を用いた定量分析、またオルタナティブデータの解析など、数理モデルに基づいた実証分析を行っています。
エコノミスト
主要国のマクロ経済、金融、為替市場を調査・分析し、国内外の投資家に調査結果を届けます。日米欧の先進国を中心に整合性のとれた経済予測を行うとともに、国際的なマネーフローの変化なども分析しています。さらに、少子高齢化や格差など中長期的、構造的な社会経済問題の分析にも取り組んでいます。
実績紹介
野村のリサーチの特色のひとつは、株式リサーチのカバレッジの広さです。2020年7月現在、国内外企業約1,200社をカバーし(日本627、日本を除くアジア566)、全世界の機関投資家や国内支店のお客様に向けてレポートを発行しています。国内企業においては、東証1・2部、ジャスダックの合計時価総額の実に約8割をカバーしています。グローバルな視点も含め、様々な角度から投資のアイディアやストラテジーを提案することが可能なため、投資家から厚い信頼と高い評価を得ています。金融専門誌インスティテューショナル・インベスターの「オール・ジャパン・リサーチ・チーム」ランキングにおいて、証券会社別総合順位は2001年~2020年までで1位を16回獲得しています。また株式アナリストのみならず日経ヴェリタス誌による人気投票では、エコノミスト、為替/債券/クオンツ・ストラテジストなどが毎年上位に入選しています。
更に、社員一人一人がプロフェッショナルとして各分野の学会で様々な賞を受賞しており、研究機関や関係省庁との共同開発も行っています。
- 経済産業省「2019年度IoTを活用した新ビジネス創出推進事業(ビッグデータを活用した新指標開発事業)」の一環において、独立行政法人経済産業研究所と 「METI×NOMURAコンシューマーセンチメント・インデックス・シリーズ」を共同開発
- 経済産業省「2016年度IoTを活用した新ビジネス創出推進事業(ビッグデータを活用した新指標開発事業)」の一環において、「SNS×AI景況感指数」「SNS×AI鉄鋼業生産予測指数」を開発
- 2019年度証券アナリストジャーナル賞 論文「ESG格付けのネットワーク構造が示す新しい企業戦略 -進化する、定性データの定量化技術-」
- 2019年度人工知能学会 研究会優秀賞 論文「高頻度電力需要データを用いた製造業活動のナウキャスティングモデルの構築」